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SAT、米Nexsanのユニファイドストレージ「Unity」を販売
安全・簡単なファイル共有と同期を実現
2017年3月23日 16:18
株式会社エスエーティ(以下、SAT)は23日、米Nexsanのユニファイドストレージ製品「Unity」を販売開始すると発表した。価格は400万円から。
Unityは、ファイルベース/ブロックベースのアクセスに対応したユニファイドストレージ製品。メモリ/SSDによるキャッシュを搭載でき、高速なファイルサーバーとして利用できる。また、利用していないHDDの回転を制御するAuto MAID(Massive Array of Idle Disks)技術などにより、消費電力も削減されるとした。
この製品の特徴は、クラウドストレージのような同期と共有の機能を備えている点で、端末でファイルを更新すると、自動的に社内に設置したUnity内のファイルデータと同期することができる。また社外からも、クラウドストレージを利用する感覚で、VPN接続することなくアクセスを行えるとした。
さらに、暗号化通信(AES256)によるデータ同期機能を備え、インターネット経由の複数拠点間で安全にデータを同期・共有することも可能。データを複数拠点のUnity同士でバックアップし、ディザスタリカバリに活用できるほか、共有先にないUnityがない場合でも、Unity内の共有設定されたフォルダへ保存されたファイルを、共有先と自動同期する機能も備えている。この転送はUDPプロトコルを用いて高速に行われるので、WAN高速化ツールは不要とした。
HD動画など容量の大きいデータであっても、UDPによる高速転送が可能で、かつ暗号化によってセキュリティも保たれることから、SATでは、ポストプロダクション処理を行う企業が社内のデータ保存にUnityを導入すれば、放送局などの取引先に対し安全かつ高速なデータ納品が実現すると、利用例を説明している。
さらに、Nexsanのアーカイブストレージ「Unity Active Archive」との連携機能も搭載。Unity上にデータが作成されると同時に、そのデータをUnity Active Archiveへコピーすることができる。この連携においては、Unity上で使われなくなった古いデータを、ポリシーに基づいてショートカットに置き換え、本体内の容量を削減するといった運用も行えるとしている。