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リクルートテクノロジーズ、機械学習・ディープラーニング活用のためのAPI「A3RT」を無料公開

  • 石井 一志

2017年3月16日 15:53

　株式会社リクルートテクノロジーズは16日、機械学習やディープラーニングを用いたソリューションAPI群「A3RT（アート）」を無料公開すると発表した。

　従来はリクルートグループ内に限定して展開されていたが、今回よりグループ外にも無料で公開する。同社では、オープンイノベーションを促進するため、APIを外部公開して活用をうながすとともに、多くのフィードバックを得てA3RTの精度を向上させたいとしている。

　なお、今回無料公開されるAPIは下記の6種類で、今後、順次拡大していく予定。また、6種類のAPIについても、フィードバックを重ねて進化させていくとのことだ。

・リスト生成用API「Listing API」：ユーザーの行動ログをもとにアイテム間の相関リスト、各ユーザーへのレコメンドリストなどを生成

・画像を偏差値で評価するAPI「Image Infuluence API」：画像と対応する偏差値を用意すると、自分好みの画像の探索に利用できるモデルを作成可能

・文章を自動的に分類するAPI「Text Classification API」：文章と文章に対応するラベルを用意すると、オリジナルの文章分類モデルを作成できる

・入力された文章の後続に出現する文章を作成するAPI「Text Suggest API」：テキスト入力に合わせてAPIを叩くと、テキスト入力支援ツールの作成を容易に行える

・誤字脱字チェックAPI「Proofreading API」：日本語で書かれた文章に対して、誤字脱字がないかを自動的にチェックすることが可能。書き換えた方が良さそうな単語の候補も出力する

・アプリ上でユーザーとの対話を自動化「Talk API」：日常会話レベルでの応答が可能