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MKI、英Black Swanとビッグデータ分析サービスの日本展開で協業

 三井情報株式会社(以下、MKI)は16日、英Black Swan Data(以下、Black Swan)とビッグデータ分析サービスの日本展開で協業すると発表した。同社の提供するビッグデータ分析サービスに関して、国内独占プレマーケティング権を取得し、すでに大手企業数社と実証実験を開始。その結果を踏まえ、今後の国内市場に最適なデータ分析サービスを提供するとしている。

 Black Swanは、SNSや天気、ニュースなどの外部データと、企業が保有する販売や在庫実績、会員情報などの内部データを、統合的かつ柔軟に分析できる独自開発の基盤を活用した、ビッグデータ分析サービスを提供している。欧米では各分野のグローバル企業に採用されており、主に需給予測の精度向上、商品開発の支援、広告予算の最適化、業務プロセスの改善などを支えているという。

Black Swan ビッグデータ分析サービスの概要

 MKIでは、2014年から流通・小売業に向けて、自社開発の分析予測ソリューションの提供を含め、積極的な研究開発を行ってきた。今後は、Black SwanのソリューションとMKIが培った分析ノウハウを融合し、国内市場に向けた新たなデータ分析サービスの展開を目指す。

 MKIの親会社である三井物産株式会社は、2016年3月にBlack Swanに出資を行い、日本を含むアジア市場への参入を支援している。MKIは両社と連携し、データ分析サービスの提供を通じて、国内企業の競争力強化に貢献していくとしている。