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ソリトン、IDフェデレーションで安全なクラウド利用を支援するアプライアンス
2017年3月8日 17:11
株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は8日、クラウドサービスに特化したセキュリティアプライアンス「Soliton CloudConnector」を販売開始すると発表した。当初は、Office 365、G Suite(旧称:Google Apps for Work)、Garoon on cybozu.comとの連携に対応し、今後は対応サービスを拡大していくという。
「Soliton CloudConnector」は、IDフェデレーションを利用して、各クラウドサービスへのシングルサインオン(SSO)や、クラウドごとのID/パスワード管理の一元化などを行えるアプライアンス製品。
一般に、クラウドサービスでは認証プロトコルにSAMLを利用するケースが多いが、細かい仕様が異なるため、認証連携を行おうとしても、新サービス導入のたびに仕様調査、開発、検証などの手間がかかってしまい、時間やコストの面で負担になっていたという。しかしSoliton CloudConnectorを介することにより、ユーザーは同製品へ一度ログインするだけで、各クラウドサービスへのログインが可能になるとのこと。
また、クラウドサービスと社内のActive Directory(AD)情報を自動で同期する仕組みが搭載されているので、人事異動などでクラウドサービスへのアクセス権限に変更があった場合でも、ADの更新を行うだけで済み、従来は必要だった各サービスのユーザー情報の更新が必要なくなるという。
さらには、社内に設置したSoliton CloudConnectorにアクセスできる端末のみが、クラウドサービスを利用できる環境も実現可能。ソリトンのリモートアクセス製品「Soliton SecureBrowser」と組み合わせれば、端末に情報の残らない安全なモバイルワーク/テレワーク環境を作れるとしている。
価格(税別)は380万円で、2台目以降は190万円で提供する。