ニュース

PwCコンサルティングとHPE、個人情報保護の「トークン化セキュリティソリューション」で協業

 PwCコンサルティング合同会社と日本ヒューレット・パッカード株式会社は6日、個人情報を保護する「トークン化セキュリティソリューション」の提供において、協業を開始すると発表した。

 協業では、米Hewlett Packard Enterprise(以下、HPE)が開発した「HPE Security‐Data Security」の提供および導入支援と、個人情報保護に関する現状分析(アセスメント)、個人情報保護の方針策定支援などを提供する。

 「HPE Security‐Data Security」では、データを乱数によって関連性のない文字列に変換する「トークン化」を実現。企業が個人情報を安全に保存し、効率的に利活用する体制の構築を支援する。PwCグローバルとHPEでは、海外市場においてトークン化セキュリティソリューションの実装経験を積んでおり、そのモデルを日本で展開する。

 PwCコンサルティングは、個人情報保護体制の強化を目指す企業に対し、現状分析(アセスメント)、方針策定から、トークン化セキュリティソリューションの導入まで支援する。

 両社は連携し、日本の企業にトークン化セキュリティソリューションを短期間で設計、実装し、日本の「改正個人情報保護法」だけでなく、欧州の「EU一般データ保護規則(GDPR)」やアジア各国の個人情報保護関連法令、クレジットカードのデータセキュリティ標準である「PCI‐DSS v3.2」など、各種の法規制などに対応できる体制構築を支援する。

 また、今後は両社の知見を融合させ、個人情報保護に関する複雑な各種法規制などの対応支援だけではなく、企業が収集した匿名化データの利活用を含めたコンサルティングサービスおよびソリューションの開発、提供を行っていくとしている。