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ヴイエムウェア、通信事業者向けのマルチテナントNFV基盤「VMware vCloud NFV 2.0」
2017年3月2日 14:58
ヴイエムウェア株式会社は2日、通信サービス事業者に向け、モジュール式マルチテナントNFV(Network Functions Virtualization)基盤の新版「VMware vCloud NFV 2.0」を提供すると発表した。ヴイエムウェアの2018年度第1四半期(2017年2月4日~5月5日)に提供開始となる予定。
欧州の電気通信標準である ETSI(European Telecommunications Standards Institute)に準拠しており、高い可用性を備えたキャリアグレードのネットワーク仮想化インフラ(NFVI)に、運用フェーズでのオペレーション管理とサービス保証の機能を組み合わせることで、効果的なNFVの導入・運用を支援するという。
また、ユーザーは、NFVI、仮想インフラマネージャー(VIM)、仮想ネットワーク機能(VNF)、NFVオーケストレーション(NFVO)を含む、NFVに関するテクノロジスタックを自由に選択可能とした。
今回の新版では、サービス自動化、セキュアなマルチテナント、運用管理という3つの分野でさらなる進化を実現したほか、キャリアグレードの可用性も改善したとのこと。
例えば、サービス自動化では、サービス視点の高度なポリシー機能のほか、VNFのパッケージングや既存のVNFワークロードをVMware Integrated OpenStackに自動インポートする際のリソース要求、といった機能を搭載している。
なお、具体的な製品としては、VMware vSphere 6.5、VMware Integrated OpenStack 3.1、VMware vCloud Director for Service Provider 8.20、VMware vRealize Log Insight 4.0、VMware vRealize Operations、VMware VSAN Standard 6.5がバンドルされる。