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富士通、CIツールとの連携などを可能にしたアプリケーションフレームワーク「INTARFRM」新版

 富士通株式会社は8日、アプリケーションフレームワーク「FUJITSU Software INTARFRM(インターファーム)」(以下、INTARFRM)において、ライフサイクル重視型の「Professional Edition」を強化すると発表した。「INTARFRM Professional Edition V16」の製品名で、2月7日より販売を開始している。

 INTARFRMは、ソフトウェアの設計から開発、運用、保守までのライフサイクル全般にわたり、開発資産を管理できるアプリケーションフレームワーク。

 今回はこのうち、フロントエンドとバックエンドを一体化し、よりシームレスな開発を行えるように支援するProfessional Editionを強化した。具体的には、Webアプリケーション開発の効率化が可能なCI(Continuous Integration)ツールとの連携を容易にする「CI支援機能」を搭載している。

 この機能を利用すると、従来は手作業で実行していたWebアプリケーションのビルド(実行可能ファイル作成)、デプロイ(利用可能状態の作成)、テスト(画面上の動作・見え方のテスト)といった工程の自動化が可能になるため、品質向上や納期短縮を実現するという。

 また、リポジトリで管理できる設計情報を従来の2倍に拡充し、画面遷移図や画面レイアウト、テーブル関連図など、今まで対応していなかったビジュアル要素の設計情報を新たに管理できるようにした。これによって、従来はリポジトリとは別に管理していたことにより発生していた、項目名の不一致などから起こるミスが削減されるので、設計品質の向上を実現するとしている。

 さらに、設計情報の入力やプログラムを自動生成する設計ツールは、これまでは個々のPCにインストールしセットアップする必要があったが、今回、Webブラウザから利用できるように改善した。