ニュース

米Pure Storage、大容量に対応するオールフラッシュストレージ「FlashBlade」の一般向け出荷を開始

 米Pure Storageは1日(米国時間)、大規模で高速なデータ保存を目的としたオールフラッシュストレージ「FlashBlade」を出荷開始したと発表した。「FlashArray//m」に続く、同社で2つ目の製品ラインとなる。

 「FlashBlade」は、非構造化データなどの膨大なデータを保存するのに適したフラッシュストレージ。2016年3月にベータ版が発表され、同年7月からは特定顧客向け直販が開始されていたが、今回、一般への提供が開始された。

 名前の通りブレード型のアーキテクチャを採用しており、8.8TBと52TBの2つのストレージブレードをラインアップ。ブレードを追加するだけで、容易にオンラインでのスケールアウトを行え。複数のシャーシを相互接続すれば、より大規模なストレージシステムを構築できることから、十分なスケーラビリティも確保されているとのこと。

 なお、FlashArray//mとは異なりSSDを利用せず、MLC NANDを採用。フラッシュ管理とエラーリカバリは、すべてのブレードのプロセッサ上で分散して実行される「Elasticity」OSが担当する仕組みだ。

 Pure Storageによれば、すでにゲノム開発、石油/ガス企業、F1チーム、ゲームスポーツなどで採用されているとのこと。