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NEC、三井住友銀行のスマートフォンを利用した新たなセキュリティサービス「ワンフリック認証サービス」を開発

ワンフリック認証サービスの利用イメージ

 日本電気株式会社(以下、NEC)は3日、株式会社三井住友銀行(以下、SMBC)および株式会社日本総合研究所と共同で、法人向けインターネットバンキングにおいて新たなセキュリティ技術を活用したスマートフォンによる「ワンフリック認証サービス」を開発したと発表した。SMBCでは2017年春ごろをめどに、同サービスの提供開始を予定する。

 サービスは、マレーシアのFinTechベンチャーであるe-Lock Corporationの「ON/OFF技術」をもとに開発したもの。サービスの導入により、インターネットバンキングの各種サービスの利用可否を、スマートフォンの「ON/OFF」操作により設定することが可能になる。

 SMBCでは、まずは法人向けインターネットバンキングの振込承認操作において、サービスの提供を開始。顧客自身でスマートフォンから振込承認操作を「OFF」に設定することで、フィッシングやパソコン乗っ取りによる不正取引の防止が可能となる環境を整えていく。