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ネクスウェイ、電話番号を変えずに利用できるクラウド型FAX受信サービス

 株式会社ネクスウェイは、小型FAX受信機(FAXアダプター)を利用することで、FAX番号を変えずに、受信したFAXの閲覧や返信をウェブから行えるようにする「FNX e-受信FAXサービス」を、2月1日から提供開始する。

 新サービスは、専用のFAXアダプターを現在利用中のFAX機に設置することで、利用中のFAX番号を変更することなく利用が可能。受信したFAXのイメージデータをクラウド上で管理することで、外出先や遠隔地のスマートフォンからでもFAXの確認が可能になり、受注業務の集約化(センター化)や災害時対策としても利用できる。

「FNX e-受信FAXサービス」概要

 ウェブから簡単な操作で、受信したFAXのイメージデータを閲覧・返信できる。紙切れのリスクがなくなり、受信状況の管理やイメージデータの閲覧、検索を行える。また、ステータス管理やコメント機能により、受注登録の2重入力を防止。FAX返信機能やクリッピング機能など、受発注業務に必要な機能を備える。

 ネクスウェイでは、システムから出力される発注書や納期回答署などの帳票を、取引先に自動送信する帳票FAX配信事業を1989年に開始。現在1000社以上に利用されており、国内最大規模のクラウド型FAX配信サービスとなっている。

 一方で、FAXの受信サービスについても要望が多かったが、一般的なFAX受信サービスでは新しいFAX番号を取得する必要があり、「現在使っているFAX番号を変えられない」「取引先すべてにFAX番号変更を通知しなくてはならない」といった課題が多くあったことから、今回のサービス開始に至ったという。

 FNX e-受信FAXサービスの利用料金(税別)は、初期費用が6万円から、月額費用が1万5000円から。

 ネクスウェイでは、3年で150社にサービスを提供していく予定。また、今後は受発注業務において便利に利用できる機能として、自動返信機能やOCR機能、データエントリーオプション、受信したFAXイメージの長期保存・保管ができるサービスを開発・提供していくとともに、受発注業務以外で特定業種・業界に合わせたFAX受信業務を支援するための業界特化型サービスや、FAXアダプタの利用シーンを広げるために他社サービスとの連携・協業を進めていくとしている。