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「やよいの給与明細オンライン」提供開始、小規模企業向けのクラウド型給与計算ソフト

 弥生株式会社は12日、小規模企業向けに機能を限定して低価格を実現したクラウド型給与計算ソフト「やよいの給与明細オンライン」の提供を開始した。

 従業員数30人以下の法人向けに、給与の支給額や控除額、差し引き支給額の自動計算機能や、給与・賞与明細書の作成機能を提供する。専門的な設定は不要ですぐに利用できるほか、複数の明細書テンプレートが用意されており、保険料率や法令の変更などにも自動で対応する。

 料金は、従業員10名分までの明細書を発行できる「プラン10」(月額450円または年額4500円)、30名まで対応する「プラン30」(月額1200円または年額1万2000円)のほか、1名ごとに月額200円を支払う「追加料金」のプランも用意されている(いずれも税別)。プラン10とプラン30については、4月30日までの申し込みを対象とする「初年度無償キャンペーン」を実施。従業員10名分の明細を最大2カ月間発行できる無料体験プランもある。

 弥生が給与業務担当者を対象として2014年に行った調査では、従業員20名以上の企業では6割以上が給与計算ソフトを導入しているが、従業員19名以下の企業では、専任の給与業務担当者の不在やコスト面などの理由で、手書きや表計算ソフトが利用されている。

 弥生では、給与計算にかけられる人的・時間的なリソースの少ないこうした企業こそ、給与業務の効率化が必要不可欠としており、今後も小規模企業が本業に専念できる環境を構築できるサービスの提供に取り組んでいくとしている。