GMOグローバルサイン、「IDアクセス管理クラウド SKUID byGMO」正式版を無料提供開始

　GMOグローバルサイン株式会社は22日、シングルサインオン機能などをクラウド上で提供するIDaaSサービス「IDアクセス管理クラウドSKUID byGMO」を、無料で提供開始した。

　「IDアクセス管理クラウド SKUID byGMO」は、企業で利用している業務用アプリケーションや、ウェブサービスのID／パスワード管理の手間を軽減するとともに、従業員に支給しているデバイスの高セキュリティな認証環境を実現できるサービス。基本機能の利用料は無料で、今後、有償オプションをリリース予定。

　現時点では、一度のログインで複数のサービスを利用できるようにする「シングルサインオン」と、企業のシステム管理者が、従業員のサービス利用状況をレポートとしてリアルタイムで確認できる「ログ・レポート機能」の機能を提供する。

　今後は、従業員が利用する業務用アプリケーションのID／パスワード管理を行える「ID管理」や、ユーザーや部門（グループ）がアクセスできるサービスを制限できる「アクセスコントロール」、ウェブサービス間でシングルサインオンを行う認証方法である「SAML接続」、Active Directoryとの連携、モバイルデバイス対応、多要素認証などの提供を予定する。

　GMOグローバルサインでは、2016年3月にベータ版の提供を開始。約300社の企業が利用しており、シングルサインオンについては利用者からの要望を受け、国産アプリケーションを中心に250を超えるアプリケーションとの接続が可能になるなど、ベータ版の提供で得た声を開発に活かし、今回の正式版の提供開始に至ったとしている。