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レシートを撮影して「弥生会計」に取り込めるスマホアプリ

 弥生株式会社は21日、スマートフォンで撮影してOCR処理したレシートのデータを「弥生会計」シリーズ各ソフトに取り込めるアプリ「弥生 レシート取込」のiOS版をリリースした。Android版は22日にリリース予定で、いずれも無料で利用できる。

 電子帳簿保存要件が緩和された平成27年電子帳簿保存法のスキャナ保存制度に関する改正により、スマートフォンのカメラで撮影したレシートでも、所轄税務署への申請・承認を受けることで、レシート(紙証憑)の破棄が可能になる。

 弥生 レシート取込により、経費精算しなければならないレシートを撮影したデータを弥生会計シリーズ(「弥生会計オンライン」「やよいの青色申告オンライン」「やよいの白色申告オンライン」の各クラウドアプリもしくは「弥生会計17」「やよいの青色申告17」の各デスクトップアプリ)に取り込むことで、経費精算業務を効率化できる。

 従業員の保有するスマートフォンで撮影が行えるため、複数の従業員が同時に利用できるほか、経費を支払ったその場で撮影ができるため、入力漏れなども防げる。

 弥生では、今年1月にバージョンアップした弥生会計シリーズの各ソフトで、スキャンデータ取込機能を搭載しており、レシート・領収書をスキャナで読み取った画像からOCR(光学文字認識)処理によって自動で取引データを生成、仕訳の入力までを自動化しており、今後もスモールビジネスの経理業務ペーパーレス化を推進していくとしている。