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メニコン、会員制サービスでデジタルマーケティングの実現に向けた実証実験を開始
日立ソリューションズがシステム構築、Amazon Redshiftで情報を分析
2016年12月21日 18:06
株式会社メニコンは21日、株式会社日立ソリューションズ、株式会社アイリッジとともに、会員制コンタクトレンズ提供サービス「メルスプラン」において、デジタルマーケティングの実現に向けた実証実験を2017年1月5日から開始すると発表した。
メニコンでは、実証実験の第一弾として、スマートフォン向けアプリケーション上で、レンズ交換の通知やメルスプラン加盟施設の事前予約、コラムの配信、アンケートの実施などを行い、サービス向上を図る。
スマートフォンアプリには、アイリッジのO2Oソリューション「popinfo」を導入することで、レンズ交換の通知や目の健康に関するコラムの配信のほか、個々の会員の嗜好や行動に応じた情報をプッシュ通知する。アプリでは、各種登録情報の確認・更新、メルスプラン加盟施設の事前予約などを行うことも可能。利用者の操作性と検索性に配慮した設計に加え、メルスプランの公式キャラクターである「メル助」を育成する「メル助育成!」などのゲームコンテンツを提供することで、アプリの利用を促進する。
アプリの利用履歴データや会員情報などのデジタルデータは、クラウド上のAmazon Redshiftに集約・分析し、One to Oneマーケティングの実現に向けた検証を行う。
日立ソリューションズは、高速かつスケーラブルな分析システムを構築し、運用支援を行う。システムは、クラウド上のデータウェアハウスの「Amazon Redshift」上で、メニコンの社内システムの会員情報やスマホアプリの利用履歴をはじめとするデジタルデータを蓄積し、分析する。
メニコンは、蓄積されたデジタルデータを分析することにより、顧客の嗜好や特徴を抽出・分類し、会員のニーズに応じた情報発信や店舗対応の改善などサービス向上を検討していく。
メニコンでは、2017年2月から全国のメルスプラン加盟施設において、スマートフォンアプリの利用促進およびデジタルマーケティングの実施を予定。今後、データを有効活用したデジタルマーケティングに力を入れていくことで、会員一人ひとりに合った商品の提供やサービスの向上を目指すとしている。