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MDIS、IBM Watson Explorerを活用したビジネスを強化 まずはコールセンター業務から

 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(以下、MDIS)は21日、日本アイ・ビー・エム株式会社のビッグデータの探索・分析・可視化ソフトウェア「IBM Watson Explorer」のコア・パートナーとして、幅広い業種への適用を目指すと発表した。

 MDISが今回採用したIBM Watson Explorer Advanced Editionは、コグニティブコンピューティングの処理対象となる、膨大な量の構造化型/非構造化型の情報を検索、分析する技術基盤。自然言語処理などの技術を応用し、データ、分析およびコグニティブな洞察の結果を単一のビューで示せるため、データの傾向、パターン、関係を明らかにしながら、ユーザーが求めている情報を提供できるという。

 MDISは、コールセンターに蓄積されたVOC(Voice Of Customer)などの分析にIBM Watson Explorerを適用することで、顧客満足の向上やマーケティング高度化などへの業務適用ノウハウを蓄積し、顧客に対して展開する考え。

 まず2016年度中に社内で検証評価を実施し、コールセンター業務への展開を開始する。あわせて、事務処理の効率化などへの適用範囲拡大を図り、2017年度10システムへの適用を目指すとした。なお同社では、こうした取り組みを通じてAIの応用に関して技術の蓄積を進め、新たな付加価値を顧客に提供するとしている。