富士通SSL、SharePoint上でのワークフロー・業務文書基盤構築サービスを提供開始

　株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ（以下、富士通SSL）は21日、ニンテックス・ジャパン株式会社と販売契約を締結し、米Nintexのワークフロー製品の取り扱いを開始すると発表した。これに合わせて、柔軟なワークフロー機能を備えたコミュニケーション基盤を構築する「ワークフロー・業務文書基盤構築サービス」の販売を開始した。

　ワークフロー・業務文書基盤構築サービスは、SharePointとワークフロー機能を強化するアドオンソフト「Nintex Workflow」を組み合わせ、コミュニケーション基盤の設計から構築、導入、運用までをトータルに提供するサービス。

　SharePointを活用し、文書管理やポータルサイト、ワークフローなどが統一された基盤を構築することで、社内ナレッジの共有を促進。Nintex Workflowを活用して、さまざまな業務プロセスを自動化することで、業務効率化を実現する。

　SharePointにNintex Workflowを組み合わせることで、SharePointの標準機能である申請・承認・否認に加え、申請の差し戻しや取り戻し、代理申請、代理承認などのワークフローをGUIで簡単に設定でき、ワークフローのステータス（承認状況）をフロー図上で確認することもできる。

　Nintex Workflowは、Office 365をはじめとする多数のクラウドサービスに対応しており、ワークローで承認後、SNSへ自動で投稿するなど、機能をさらに拡張できる。

　富士通SSLのSEが、顧客企業の要件や導入の目的や期待する成果などを聞き取り、利便性、デザイン性の高いサイト上に業務プロセスに最適なワークフローを構築し、社内に浸透・定着しやすいコミュニケーション基盤を提供。多種多様な要件に柔軟に対応できるNintex Workflowの機能を活用し、顧客企業の業務プロセスに沿ったフォームにカスタマイズして提供する。導入後も、シンプルなワークフローは顧客自身でSharePoint上のフォームデザイナー画面に必要なコントロールをドラッグ＆ドロップするだけで、簡単に設定が行える。

　サービスラインナップは、SharePointの典型的な汎用サイト構築、ワークフローテンプレート導入など、企業がすぐに使える環境を整える「スタートアップサービス」、現場の業務プロセスを自動化するワークフローの検討から導入までを支援する「ワークフロー導入サポートサービス」、ポータル／チームサイト構築、ワークフローテンプレート構築などSharePointサイトの構築を支援する「サイト構築サービス」、文書情報管理士が組織のキードキュメント管理状況を可視化し、適切な管理方法を提案する「業務文書管理サービス」。

　このほか、SharePointとNintex活用に関する技術的な質問に回答する「テクニカルサポートサービス」、SharePointとNintex環境の運用保守を代行する「運用保守サービス」も提供する。

　サービスの価格（税別）は、スタートアップサービスが150万円から、ワークフロー導入サポートサービスが200万円から、サイト構築サービスが200万円から、業務文書管理サービスが200万円から、テクニカルサポートサービスが月額19万8000円から、運用保守サービスが月額19万8000円から。

　富士通SSLでは、1年間で1億円の販売を目標とする。