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エフセキュア、URLチェックAPI「F-Secure Security Cloud API for AWS」をAWS Marketplaceで提供

 エフセキュア株式会社は20日、Amazon API Gateway上で動作するURLチェックAPI「F-Secure Security Cloud API for AWS」を発表した。Amazon Web Services(AWS)のマーケットプレイスであるAWS Marketplaceで提供開始する。

 F-Secure Security Cloud API for AWSは、クラウド内の悪意のあるコンテンツのURLをチェックし、コンテンツタイプ別に分類するもので、Amazon API Gateway上で実行される。ユーザー企業は、社内製品やAWS上で提供される商用製品・サービスにこれを統合することで、自らセキュリティシステムを構築しなくとも、サービスのパフォーマンスを損なうことなく、安全なリンク共有を確保するセキュリティコンポーネントを従量課金で利用できるという。

 具体的には、悪意のあるリンクをブロックして検疫するとともに、管理者がさらなる分析と処理を行うためにログに記録し、フラグを付けることが可能。また、URLはコンテンツのタイプに応じて分類され、不審なコンテンツ(ヘイト、アダルトなど)にはフラグが付けられる。このアプローチにより、クラウドサービスがマルウェアや不要なコンテンツを広めることを防げるとした。

 なお、このAPIはデジタル脅威のナレッジベースを含む脅威分析システム「F-Secure Security Cloud」上に構築され、エフセキュアのデスクトップ製品およびサーバー製品で使用されているものと同じ技術をベースにしているとのこと。