ニュース

レッドハットとパナソニックIS、OSSを活用したITソリューション提供で協業

 レッドハット株式会社とパナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)は20日、レッドハットのオープンソースソフトウェア(OSS)を活用したITソリューションの提供において、戦略的協業を開始すると発表した。

 この提携では、パナソニックISがパナソニックグループ内での経験で培ったシステム構築力、自社データセンターを活用したシステム運用サービスと、レッドハットのOSSに関する技術力を融合させ、業種・規模を問わずさまざまな企業に対し、課題解決ソリューションを提供するという。

 具体的には、Red Hat Enterprise Linuxを共通基盤としたクラウドへの移行支援、運用の効率化、ハイブリッドクラウド環境の運用サポートなどを提供。また、柔軟で堅牢なプライベートクラウド環境構築のために、Red Hat OpenStack Platformの導入を支援する。

 また、顧客のビジネスアジリティの向上を目指したDevOpsの推進に加え、コンテナプラットフォームとしてRed Hat OpenShift Container Platformの導入を支援するとのこと。さらに、企業ITの構成管理の自動化を促進するため、IT自動化フレームワークのAnsible Tower導入とITオートメーション環境の構築を支援するとしている。

 なおパナソニックISは今回の提携を受け、12月より新たにオープンソースチームを発足。OSSを活用したSIビジネスの展開に向け、取り組みを開始するとのこと。一方レッドハットは、パナソニックISのこうした活動に向けコンサルタントを配置し、両社連携のもとで、営業やマーケティング活動を実施する考えだ。