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さくらインターネットとピクシブ、画像の変換・配信サービス「ImageFlux」を提供開始

「ImageFlux」サービスロゴ

 さくらインターネット株式会社とピクシブ株式会社は13日、両社で業務提携し、画像処理や画像配信において必要となる画像変換機能とコンテンツ配信をワンパッケージ化したサービス「ImageFlux」の提供を開始した。サービス契約前にすべての機能を試すことができる「無料トライアル」も提供する。

 ImageFluxは、レンタルサーバーやクラウドなどのインターネットインフラサービスやコンテンツ配信などのサービスを提供するさくらインターネットと、月間利用者数のべ4000万人を超えるイラスト投稿・交流サイト「pixiv」を運営するピクシブが、それぞれが持つ技術力やノウハウを生かして共同開発したサービス。画像処理および画像配信において、高速配信・高品質化と開発・運営の手軽さを実現する。

 ユーザーは、任意のストレージに保存している画像のオリジンデータに対して、「http://example.com/w=320,h=240/origin1/images/base.jpg」(サイズ320×240のサムネイルを生成する場合)といった形式でURLにパラメーターを指定することで画像変換処理を行い、変換後の画像をサーバーにキャッシュし、高速配信を可能とする。

 スケーリング(画像リサイズ)、クリッピング、オーバーレイ、背景色変更、圧縮クオリティの調整、文字入れなどの各種画像変換機能を備え、ウェブサービス運営に不可欠な大量の画像処理のための開発コスト・時間の削減が可能。また、安定した配信サービス環境下での画像配信により、ユーザーの安定したコンテンツ運営を実現する。

利用イメージ
コントロールパネル

 サービスは、ピクシブが画像変換システムの開発を行い、さくらインターネットが配信システムを含めたインフラの提供および運用を行う。

 ピクシブは、自社事業で培った画像変換・画像配信技術を外部サービスとして提供することで、より技術力を強化し、自社のサービスに生かすとともに、新たなビジネスの可能性を広げていく。さくらインターネットは、インターネットインフラサービスの提供にとどまらず、画像変換など新たなサービスの提供によりサービスの幅を広げていくとしている。

 また、ImageFluxのファーストユーザーとして、株式会社メルカリが利用を開始したことも合わせて発表された。