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GoogleドライブとSlackの連携機能、2017年前半から利用可能に
2016年12月8日 18:01
GoogleとSlack Technologiesは7日、SlackとGoogle Cloudの連携を強化することを発表した。これらの機能は2017年前半から利用可能になる見込み。
この連携により、Slackのユーザーは、Googleドライブで開発が進められているボット機能が利用可能になる。このボットからは、Googleドライブに保存されたGoogleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドからの通知を、従来のGmailに加えてSlackで受け取れるようになる。ボットではメッセージボタンを試用して、Slackからのコメントについて承認・却下可能になる。
このほか、Slackから直接ファイルを開いたり、ファイルに対してコメントすることも可能になる。ファイルを閲覧する際には、編集権限を管理者に自動通知する機能も提供される。
また、Googleドライブのファイルに対するアクセス権限について、Slackチャンネルでファイルが共有された場合には、メンバーに対する閲覧権限が確認され、必要な場合には共有設定の更新を求めるメッセージが表示される。共同編集者の追加や削除もワンクリックで行えるとのこと。
さらに、Googleが9月末よりプレビュー版を提供しているチーム向けの共有スペース「Team Drive」について、Slackのチームチャンネルと連携し、アップロードしたファイルが自動的にTeam Driveにバックアップされるようになる。また、Team DriveのアップデートがSlackで共有される。
管理者向けには、G Suiteの管理コンソールからSlackのプロビジョニングが可能になる機能も提供されるという。
Googleによれば、Googleドライブのファイルは、平日には1.4秒ごとに1回、約6万回もSlackにインポートされるとのこと。Slackによれば、毎月数百万のGoogleドライブファイルがSlackを通じて共有されているという。