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NEC、デジタルサイネージ導入支援で新パッケージ、1台~数十台の端末をクラウド管理

「PanelDirector for Cloudサービスパッケージ」の導入イメージ

 日本電気株式会社(NEC)は2日、デジタルサイネージの導入支援パッケージ「PanelDirector for Cloudサービスパッケージ」の販売を開始した。1台~数十台規模のデジタルサイネージ管理に適したCMS(Contents Management System)をクラウドで提供する。実際の利用にあたっては、表示用ハードウェアやインターネット回線が別途必要。価格はオープンだが、サービスの1年間ライセンス、同時発売の新型コントローラー「TP2G」、42型ディスプレイをセットにした場合、約40万円程度となる見込み。

 NECでは、さまざまなタイプのデジタルサイネージ導入支援サービスをラインナップ。オンプレミス型の「AdWindow」「美映エル(ミハエル)」、大規模環境向けの「PanelDirector for Cloud」などがすでに提供されている。

 新サービスは、これらを補完する中小規模デジタルサイネージの導入支援を目的としたもの。CMSがクラウド上で提供され、利用者は専用サイトにアクセスすれば、素材のアップロード、表示時間の管理などが行える。

 また、専用コントローラーの「TP2G」を同時発売する。インテルがデジタルサイネージ向けに提唱している規格「OPS(Open Pluggable Specification)」をサポートしており、対応ディスプレイに装着することで、配信先振り分け、コンテンツ表示状態の確認などが可能。

同時発売の専用コントローラー「TP2G」