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ミラクル・リナックス、大規模向け統合監視アプライアンスにHatoholを搭載

 ミラクル・リナックス株式会社は29日、大規模システム向け統合監視アプライアンス「MIRACLE ZBX8300」において、オープンソースの運用統合ソフトウェア「Hatohol」を搭載すると発表した。

 MIRACLE ZBX8300は、ミラクル・リナックスの統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」を用いた統合監視アプライアンスサーバー。監視サーバー専用にチューニングしたLinuxサーバーOSや、監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェアなどをあらかじめハードウェアに導入して提供している。

 一方、今回MIRACLE ZBX8300に追加されたHatoholは、システム監視ツールの統合機能を持ち、Zabbix、Nagiosなどの複数の監視環境と連携することで、監視情報を集約して一元的に表示することが可能。MIRACLE ZBX8300でも、システム監視やジョブ管理、インシデント管理、ログ管理など、さまざまな運用管理ツールのハブとして機能するため、大規模システムでの運用効率が大幅に向上するという。

 また、システム監視オペレータ向けに設計した見やすいイベント画面が新たに提供される。これにより、経験の浅い運用オペレータでも容易に監視業務を行えるようになったとのこと。なお、ユーザーは既存のMIRACLE ZBXまたはHatoholから自由に管理画面を選択できる。

 価格に変更はなく、シングル構成、サポート1年付きの場合で470万円(税別)から。クラスタ構成(2台)、サポート1年付きの場合で690万円(税別)から。

MIRACLE ZBX8300のWeb UI