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デル、ライフサイクル全体にわたるデータ保護を実現する「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」を発表

 デル株式会社は、場所を問わずにビジネスデータを保護するデータ保護ソリューション「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」を発表した。

 「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」は、データ暗号化、ファイルアクセス監視、DLP(データ漏洩防止)、DRM(デジタル著作権管理)といった複数の機能を統合することで、単一コンソールでのデータ保護を実現。ネットワーク内外において保存、移動、使用する重要なビジネスデータを、すべてのライフサイクルのあらゆる段階において保護する。アクセス権限のきめ細かい定義が可能で、IT管理者は個々のファイルのアクセス権限を必要なユーザーにのみ付与できる。

 企業に対しては、完全な可視性を提供。重要なビジネス情報がどこでどのように使用され、漏洩、または消失しているかを把握でき、IT部門は不正な挙動が生じた際にレポートや高度なメタデータにアクセスし、より正確に挙動の原因を特定できる。コンソールでは、疑わしい不正行為者に共有されていた他のファイルや、どの従業員に共有されていたかが可視化されるため、潜在的なセキュリティ侵害の解明時間が短縮される。

 包括的なデジタル著作権機能を通じて、IT部門はデータをこれまでより細かく管理できるようになるため、文書の閲覧をより高度に制御でき、さらに同じ文書の閲覧権限をユーザーごとに個別設定をすることも可能になる。これにより、組織はデータの閲覧、編集、印刷、共有が可能なユーザーを正確に管理できるほか、データの閲覧が許可されている場合に閲覧制限や有効期限を設定することができる。ユーザー権限の取り消し機能により、指定した人物の特定ファイルを開封する権利を即時失効することもできる。

 透明性の高い暗号化ポリシーにより、PC、スマートフォン、タブレットなどのデバイス間で移動するデータを保護。BoxやDropboxといったツール間での共用データの安全が確保され、Word、Excel、PowerPointファイルの移動中もしくは使用中も完全に暗号化されるため、企業は最も重要なデータセキュリティを継続的に確保できる。

 ソリューションでは、従業員がアプリストアから安全なモバイル保護アプリをダウンロードできるため、IT部門の管理容易性が向上する。さらに、OfficeプラグインがMicrosoft Office 2010以降とシームレスに連動するため、組織外の同僚とのコラボレーション作業が改善される。

 「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」は、日本、米国をはじめとした数カ国で、2016年12月1日より順次提供される予定。