TIS、クラウド型アプリケーション基盤「FAST TRACK」にBoxやOneLoginとの連携機能を追加

　TIS株式会社は14日、クラウド型アプリケーション基盤「FAST TRACK」について、コンテンツ管理プラットフォーム「Box」およびクラウドID管理サービス「OneLogin」との連携機能を追加したと発表した。

　FAST TRACKの新バージョンでは、Boxとの連携オプションを追加。BoxとFAST TRACKのAPI連携により、Box内で管理する文書に対して、ワークフローの進捗状況にひも付けた形での配信・共有を可能にする。

　また、OneLoginとの連携サービスにより、FAST TRACK上で構築・運用している業務アプリケーションや、BoxなどのクラウドアプリケーションごとにID／パスワードを変える必要がなく、ワンクリックでのサインオンを実現する。

　このほか、新たなメニューとして、業務プロセスの見える化を実現する「事務基盤テンプレート」の提供を開始。TISがPaaS環境「intra-mart」ベースの開発案件で培ったノウハウを、オリジナル部品テンプレート化して提供し、標準のワークフローやBPM（業務プロセス管理）では実現できない管理と見える化を実現する。

　FAST TRACKは、IaaSレイヤー（Amazon Web Services）、PaaSレイヤー（intra-mart環境）、SaaSレイヤー（Partner Solutionなど）、クラウド連携・導入、関連サービス群で構成される。IaaSレイヤーとPaaSレイヤーが含まれるActualPlan参考価格（税別）は、初期費用25万円から、月額利用費用16万円から。

　新たに提供するサービスの価格（税別）は、Box連携オプションの買取ライセンスが90万円、年間保守料金が20万円。OneLogin連携オプションはFAST TRACKに標準搭載。FAST TRACK事務基盤テンプレートは100万円。