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NECネッツエスアイが中小企業向けのUTM導入・運用サービス、設定から運用、レポートまでをワンストップで提供

 NECネッツエスアイ株式会社は17日、中小企業向けのサイバーセキュリティ対策サービス「NECネッツエスアイ ゼロコンフィグ UTM サービス」を発表した。UTM(統合脅威管理)機器の初期設定から月次レポートまでをセットで提供するという。

 「NECネッツエスアイ ゼロコンフィグ UTM サービス」は、UTM機器を利用してサイバーセキュリティ対策を行うサービス。ケーブルを差し込むだけでWAN構築が可能となるNECネッツエスアイのネットワークソリューション「SASDAKE(さすだけ)」を活用しており、同社から届けられるUTMをインターネット環境に接続するだけで、ファイアウォール、マルウェア対策、スパム対策、IPフィルタリング、URLフィルタリングといったセキュリティ機能を利用できるという。

 具体的には、導入前にユーザー企業が記入したヒアリングシートの情報をもとに、NECネッツエスアイがあらかじめ初期設定ファイルを作成。企業の手元に届いたアプライアンスをモデムやルータに接続すると、同社の管理サーバーから設定ファイルが自動でダウンロードされる仕組みとなっている。

 なお、UTMは株式会社テクノルの「MRB-100」を採用し、ゼロコンフィグ機能を新たに実装して提供する。ここで利用される脅威インテリジェンスサービスは、過去の攻撃パターンとの照合だけに頼らないシグネチャレス型であるため、未知の攻撃に対しても対処可能とした。

 また、NECネッツエスアイのネットワークオペレーションセンター(NOC)によるUTMの運用・監視や、UTMが検知したインシデント情報をまとめたレポート送付なども同社がワンストップで提供するため、企業に情報セキュリティ担当者が不在でも安心して利用できるとのこと。

 価格(税込)は、UTMが1台11万円、サービル利用料が月額7000円。NECネッツエスアイでは、3年間で6000台の導入を目指す。