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GMOのIaaS基盤「ConoHa」、最新の「Hatohol 16.04」が利用可能に

 ミラクル・リナックス株式会社は28日、GMOインターネット株式会社が提供するクラウドプラットフォーム「ConoHa」のアプリケーションイメージに、オープンソースの運用統合ソフトウェア「Hatohol」の最新版「同 16.04」が採用されたと発表した。

 Hatoholは、システム監視やジョブ管理、インシデント管理、ログ管理など、さまざまな運用管理ツールのハブして利用できる運用統合ソフトウェア。システム監視ツールの統合機能を持ち、複数のZabbixとNagiosで監視を行っている場合に、それらの蓄積する監視情報を集約して表示する機能を提供する。

 すでに4月より、従来版である「Haohol 16.01」が採用されており、ConoHa上で複数のZabbixを利用してしているユーザーは、それらを一元的に統合する監視環境を容易に構築できるため、運用管理負荷を軽減可能。ゲーム開発やアプリ開発を行う企業ユーザーなどにも活用されているという。

 今回採用されたHatohol 16.04では、「システムに影響を与える重大な障害イベントを見逃さないこと」を重視し、運用オペレーター向けにイベント画面が設計された。これにより、見やすいユーザーインターフェイスでConoHa上のアプリケーション監視を容易に行えるようになったとのこと。

 具体的には、イベントごとに「対処中」「対処済」など対処状況をマークすることが可能になったほか、未対処の重要イベント数が表示されるので、重要イベントの発生状況を瞬時に把握できるとしている。

 また、個々の運用スタイルに合わせて柔軟にフィルタリング(絞り込み)する機能や、24時間365日運用を想定し、オペレータ交代時の引き継ぎが行えるようコメントを付与する機能などが新たに搭載された。