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マクニカ、メッシュネットワークを用いた計測・評価を簡単に行えるスターターキット

 株式会社マクニカは7日、メッシュネットワークを用いた計測・評価をすぐに開始できる「Mpression IoTメッシュネットワーク・スターターキット」を発表した。子会社の株式会社アルティマを通じて販売する。

 この製品は、ユーザー企業が実用途の屋内環境下で安定したメッシュネットワークを構築したい、という課題を解決するために提供するもの。利用にあたっては、複雑な初期設定は不要で、将来端末を追加したり、一時的に無線が切断されたりした場合でも、自動修復・追加機能により安定したメッシュネットワークが構築されるので、専門知識のない担当者でも、設置場所や端末数の検証などを実地で行えるという。なおメッシュネットワークの構築には、リニアテクノロジーのDust Networksを採用している。

 センサーとしては、屋内向け無線センサー端末「EH-Terminal-B(バッテリ版)」を5台と、親機1台をセットにして提供。PC上でログを取得するためのWindowsアプリケーション(Data Logger)も付属しており、PCへの出力、およびリアルタイムでの監視・計測がすぐに開始できる。

 また取得したデータの可視化については、マクニカネットワークスが取り扱う米Splunkのマシンデータ分析プラットフォーム「Splunk」と連携し、取得した情報をSplunkのダッシュボード上で可視化できるとした。

 マクニカでは、IoTの普及に応じて需要が見込まれる、オフィス、テナント、工場、プラントなどにおける温度・湿度、照度などの統計計測データの取得や、状態監視、遠隔監視などへの適用を例として挙げている。