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ネットワンシステムズ、オンプレミスとクラウドを安全・多機能に接続する「クラウドHUBサービス」

 ネットワンシステムズ株式会社は25日、オンプレミスとクラウドを安全・多機能に接続する「クラウドHUBサービス」の提供を開始した。主な販売対象は大規模企業、官公庁、自治体で、目標売上は3年間で10億円。

 クラウドHUBサービスでは、各クラウドとの専用線を持つデータセンター内に、新しいネットワーク接続点(クラウドHUB)を設けることで、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Office 365(予定)をはじめとした、マルチクラウドとの閉域網接続機能およびWANやインターネットとの接続機能を提供する。

 さらにセキュリティ機能として、次世代ファイアウォール、次世代IDS・IPS、認証、マルウェア検出、プロキシー、ログ収集・分析などの機能を提供。セキュアな環境でのコロケーション機能も備えることで、顧客個別の要望にも対応可能な環境を提供する。

 また、ネットワンシステムズが提供している、「クラウド管理型SD-WANサービス」による柔軟・迅速・安全な拠点接続、「DIMS(Device Information Management Service)」によるオンプレミス環境の機器設定情報やログ情報の自動管理なども利用できる。

 ネットワンシステムズでは、クラウドHUBサービスの利用により、最新のセキュリティと統一したポリシーの下で複数のクラウドへの閉域網接続が実現できると説明。サービス型のため、クラウドの利用量増減に応じて帯域幅を柔軟に調整でき、セキュリティアップデートの運用負荷も削減できるとしている。

 今回、提供を開始した機能は、AWS、Microsoft Azureとの閉域網接続機能で、10月にコロケーション機能、インターネット接続機能、SD-WAN連携、DIMS連携の各機能を、12月にCASB(Cloud Access Security Broker)機能、各種セキュリティ機能を追加。今後、データ分析基盤やデータストレージの提供など、機能を順次拡大する予定としている。