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HPCクラウドベンダーの米Rescale、日本法人を設立

 HPCクラウドサービスを提供する米Rescaleは18日、日本法人であるRescale Japan株式会社を設立し、東京・千代田区の大手町にオフィスを開設したと発表した。

 同社は、トランスリンク・キャピタルをリードインベスターとするシリーズAラウンドで、1400万ドルの資金調達を6月に実施しており、これによってグローバル展開を加速。大手企業でのHPCクラウドサービス採用の拡大を目指すとともに、Rescale Japan株式会社の設立により、日本市場でのサービス展開を加速させるという。

 Rescaleでは、HPCシステムに対する需要が世界的に高まる中で、自社のプラットフォームは、大手企業において、高価な旧来型のオンプレミスシステムから、拡張性が高く、迅速かつ高性能なクラウドインフラへの移行促進を可能にすると説明。

 依然として旧来型のオンプレミスシステムが多く使用されており、クラウドサービスの利用は一部にとどまっているが、Rescaleのプラットフォームは、長年の課題だったセキュリティ対策とパフォーマンス向上を実現でき、必要とする各種ソフトウェアを複雑な設計なしに最適化された形で利用可能なことから、トップ企業にとって必要不可欠なソリューションだとしている。

 なお日本法人の代表取締役には、福田敦彦氏が就任した。