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ファイルをどこに保存しても常に暗号化、「Sophos SafeGuard Encryption 8」発売

 ソフォス株式会社は9日、暗号化製品の新版「Sophos SafeGuard Encryption 8」を提供開始すると発表した。

 Sophos SafeGuard Encryptionは、ディスクやファイルを暗号化するためのソフトウェア。従来製品では、ディスク全体の暗号化とファイル指定や保存場所指定での暗号化機能を搭載していたが、今回の新版では、どのファイルをどこに保存しても常に暗号化し、マルウェアなどの脅威からのデータを守る機能が追加された。

 具体的には、Windows、Mac、iOS、Androidの各プラットフォームでやりとりされる全ファイルを常に暗号化し、ユーザー、アプリケーション、デバイスの認証を常に実行する機能を備えた。暗号化されたファイルは、管理者があらかじめ指定したアプリケーションでのみ開ける仕組みのため、万一ユーザー認証を破られて外部から侵入されても、ファイルは完全に保護されるという。

 また社外とファイルを共有する場合は、自動的にパスワード付きファイルに変換され、暗号化ファイルとして安全にやりとりできるとのこと。

 加えて、PCやモバイルデバイスを保護するソフォスのエンドポイントプロテクション製品と自動連携し、マルウェアなどの脅威に対処する機能を実装している。エンドポイントのSophos Endpoint Protectionが脅威を検知すると、データを保護するために暗号キーを一時的に無効にし、インシデントが解決した後に暗号キーを自動的に元に戻す仕組み。

 モバイルデバイスの場合は、Sophos Mobile Controlと連携して暗号キーを同期させ、スマートフォンやタブレット端末からシームレスかつ安全にファイルにアクセスできるとしている。