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サイオス、IT運用分析ソフトの新バージョン「SIOS iQ v3.8」をリリース

 サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)は4日、機械学習搭載IT運用分析ソフトウェアの新バージョン「SIOS iQ Version 3.8」の提供を開始した。

 新バージョンでは、性能問題の発生予測機能を新たに追加。1週間先までに発生する可能性のある性能問題を予測し、関連するオブジェクトの相関関係、曜日・時間帯などを、Performance Forecastingダッシュボード上で詳細にレポートする。これにより、発生する問題が深刻化することを未然に防ぎ、より安定した仮想環境の運用に役立てることを可能とした。

 この新機能に合わせて、ユーザーインターフェイスも機能強化し、総合的な効率性レポートを生成する機能も搭載した。

性能問題の発生予測を表示するPerformance Forecastingダッシュボード

 効率性分析機能についても強化し、過度にCPUやメモリが多く割り当てられすぎた仮想マシンを検出する新機能を搭載。慢性的にCPUやメモリが不足している仮想マシンに余剰リソースを再配分するなど、CPUとメモリの利用効率を最大化することを可能にした。

 また、vCenterから登録が削除され、管理対象外となってしまった仮想マシンイメージを検出する新機能も追加。この新機能とストレージの枯渇予測機能を併用することで、ストレージの利用効率においても、仮想環境全体の最適化を実現できるとしている。

 「SIOS iQ v3.8」の価格、提供方法に変更はなく、Standard Editionの価格は年額24万円で、1物理ホストに1ライセンスを利用するサブスクリプション形式での提供。無償版のFree Editionも用意される。