米Symantec、米Blue Coatの買収を完了

　米Symantecは1日（米国時間）、Webセキュリティベンダーの米Blue Coatの買収が完了したと発表した。Symantecでは、同社の買収によって製品ポートフォリオが補完され、サイバーセキュリティ分野でのソリューションがさらに強化されるとしている。

　Symantecは6月に、Blue Coatを約46億5000万ドルで買収すると発表していたが、今回、これが完了したもの。Blue Coatの買収完了とともに事業統合作業をすでに開始しているとのことで、合併後の新会社は、2016年会計年度の売上がGAAPベースで約42億ドルとなる見込み。また、このうち60％はエンタープライズセキュリティ部門の売上になるという。

　今回の買収について、SymantecのCEOで、統合前はBlue CoatのCEOを務めていたグレッグ・クラーク氏は、「Blue CoatがSymantecの一部となったことで、モバイルで仕事をする人々のセキュリティを守り、クラウドを保護し、高度な脅威を阻止するという、業界でも特に難しい課題を解決する体制が整った」とコメント。

　さらに、「大企業はSymantecを単一の戦略的ソースとして、高度な攻撃に対抗する保護技術をエンドポイント、クラウド、インフラストラクチャ全体をカバーする統合ソリューションとして求めることが可能になった」とのメリットを説明している。