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クラスキャットとXEENUTUS、ディープラーニングのアプライアンス製品とコンサルティング・実証実験サービスを提供

 株式会社クラスキャットと株式会社XEENUTUSは1日、米Googleがオープンソースとして公開したディープラーニングフレームワーク「TensorFlow」を軸として、GPUを搭載した高速ディープラーニングアプライアンス「ClassCat DeepLearning Appliance for TensorFlow」の提供を開始した。日本ヒューレット・パッカード株式会社の販売パートナー経由で販売する。

 合わせて、ディープラーニングをビジネスに活用するためのテクニカルコンサルティング、アプライアンス製品を活用した実証実験サービスも提供する。

 アプライアンス製品は、標準構成としてHPE ProLiant DL380(CPU 36コア、メモリ64GB、HDD 800GB、GPU:NVIDIA Tesla K80 Dual GPU)のハードウェアに、Linux OS(Ubuntu)、NVIDIA driverおよびCUDA Toolkit & cuDNN、TensorFlowおよびチュートリアルがプリインストールされる。

 テクニカルコンサルティングサービスは、自社製品や新規ビジネスに人工知能テクノロジーをどのように取り入れたらよいのか、実現可能な手法や導入手法をテクニカルな側面で支援する。実証実験サービスでは、テクニカルコンサルティングサービスでの結果をもとに、実際の訓練データを用いて、実証実験を行う。

 アプライアンス製品と、テクニカルコンサルティングおよび実証実験サービスを活用することで、人工知能テクノロジーを自社ビジネスに取り組む事や、人工知能テクノロジーを活用した新規ビジネスにいち早く参入できると説明。また、企業の研究開発部門や大学の機械学習研究室などが、ディープラーニングの環境構築に時間を浪費することなく、研究開発に取り組めるとしている。