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さくらインターネット、ウェブコンテンツ配信を高速化する「ウェブアクセラレータ」のオープンベータを開始
2016年7月28日 18:52
さくらインターネット株式会社は28日、レンタルサーバー利用者向けのサービスとして、ウェブサーバーのコンテンツをキャッシュして国内向け配信を高速化にする「ウェブアクセラレータ」のオープンベータ提供を9月30日まで無料で実施する。正式サービスは10月1日開始の予定。
ウェブアクセラレータでは、国内のデータセンターに設置された複数のキャッシュサーバーからコンテンツを配信することで、ウェブサーバーへの負荷を吸収し、アクセス急増時も安定してサイトを表示することができるもの。HTTP、HTTPS、HTTP/2の各プロトコルに対応。キャッシュは最大7日間保持され、1ファイルあたり200MiBまでのキャッシュが可能だ。
利用には「さくらのクラウド」アカウントが必要となるが、「さくらのクラウド」のほか、「さくらのVPS」「さくらの専用サーバ」のコンテンツのキャッシュにも対応する。また、独自ドメインや、さくらインターネット提供のサブドメインでの利用が可能。
ほかのさくらのクラウド提供サービスと同様に、コントロールパネルから設定を有効化できる。コントロールパネルでは、トラフィックやリクエストの状況をグラフ推移で確認できる「ダッシュボード」、トラフィックやリクエストに関する統計情報を確認できる「使用量実績」、配信サイトごとにキャッシュの有効/無効を設定できる「サイト一覧」、キャッシュサーバー上の残存データを削除する「キャッシュ削除」の各機能が利用できる。また、APIも今後提供される予定。
オープンベータ期間の9月30日までは無料で利用できる。サービスが正式化された後もインバウンド側トラフィックは無料だが、アウトバウンド側トラフィックは、データ転送量に応じた従量課金が予定されている。