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ゾーホー、多様な顧客接点の一元管理に対応したクラウド型CRM「Zoho CRM 2016」
2016年7月28日 12:37
ゾーホージャパン株式会社(以下、ゾーホー)は28日、クラウド型CRMサービスの新版「Zoho CRM 2016」を提供開始すると発表した。多様な顧客接点の一元管理を可能にするなど、さまざまな強化が行われている。
Zoho CRMは、顧客情報や案件の進ちょく状況などを一元管理できる、クラウド型のCRMサービス。今回の新版では、顧客とのコミュニケーション手段の多様化を受け、メールや電話だけではなく、SNS、チャット、Webアクセス、顧客アンケートなどのチャネルを一元的に管理できるようにした。顧客が複数の手段でコンタクトしてきても適切に管理できるだけでなく、営業担当も複数のチャネルからアプローチできるので、より効果的な営業活動を実現するという。
また、顧客に対するメール対応を改善するため、営業に特化したメールクライアント「SalesInbox」を新たに用意した。これまでは別々のツールだったメールとCRMが融合することにより、CRMの顧客データを活用したメール対応や、メールからCRMに直接データを登録することなどが可能になっている。
この機能ではさらに、メールテンプレートごとの開封率やクリック率を測定可能で、文章やデザイン効果の計測と改善を繰り返し行うことによって、メールの効果を最大化できるとした。
操作面では、Webインターフェイスの改善と新モバイルアプリの提供により、使い勝手の向上を図った。モバイルアプリにはチェックイン機能も追加され、活動履歴の確認に役立つほか、近くにいる顧客の検索も可能で、外出先や移動中の営業活動をサポートする。
このほか、商品や販売プロセス、部署ごとに画面構成を変更できるページレイアウト機能や、見込み客の一覧から条件に応じた顧客を簡単に絞りこむ詳細フィルター機能、独自のポイントを設定し、楽しみながら営業活動を行えるゲーミフィケーション機能なども追加されている。
価格やプランについては従来から変更はなく、機能やレコードに制限がある無料プランから、1ユーザー年額1万7280円のスタンダードプラン、同2万8800円のプロフェッショナルプラン、同5万400円のエンタープライズプランまでの4つが用意されている。
また今回、ミッションクリティカルが要求されるエンタープライズ向けに、最上位の「アルティメットプラン」が追加された。専用のデータベースクラスタ、SLA、専用のサポートスタッフ(英語対応)が提供されるとのことだ。