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レッドハット、SDS「Red Hat Ceph Storage」をNECにOEM提供

 レッドハット株式会社は21日、同社のソフトウェア定義ストレージ(SDS:Software Defined Storage)「Red Hat Ceph Storage」を、日本電気株式会社(NEC)にOEM提供開始したと発表した。

 OEM提供されるRed Hat Ceph Storageは、Red Hat OpenStack Platformと組み合わせたクラウドソリューションに採用される予定で、第1弾としてNECの統合型クラウド構築基盤「Cloud Platform for IaaS」に採用され、9月末に出荷開始される予定。

 Red Hat Ceph Storageは、ブロックアクセスとオブジェクトアクセスの双方を単一のストレージクラスターで管理でき、柔軟でスケールアウトが可能。Red Hat Ceph StorageとRed Hat OpenStack Platformとの組み合わせにより、従来型のストレージでは実現できなかった、ストレージとコンピューティングの高度な融合とシンプルなシステムの維持管理を可能とする。

 レッドハットとNECは、2003年よりRed Hat Enterprise LinuxのOEM協業を開始しており、国内におけるRed Hat Enterprise Linuxビジネスを推進している。また、Red Hat OpenStack Platformの提供に関しては、2014年5月の同製品日本市場投入当初から販売パートナー契約のもと、OEM提供を行っている。

 レッドハットとNECでは、今後も両社での共同テスト、検証、リファレンスアーキテクチャの選定、その他多数の作業を通して、OSS環境、およびクラウドシステム領域において、さらに連携を強化していくとしている。