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CTC、企業内CSIRTの構築・運用を支援するセキュリティサービスを提供開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は6日、企業内でサイバー攻撃に伴うセキュリティインシデントに対応するCSIRT(Computer Security Incident Response Team)と呼ばれる組織について、立ち上げから運用まで総合的に支援する「CSIRT構築・運用支援サービス」の提供を開始した。

 サービスは、セキュリティについて現状を評価する「CSIRTアセスメントサービス」、CSIRTの計画策定を支援する「CSIRTプランニングサービス」、専門性が高い業務をCTCのエンジニアが代行する「CSIRT運用支援サービス」で構成される。

 CSIRTアセスメントサービスは、システムや情報資産の確認やオンサイトでの調査により、セキュリティリスクの洗い出しを実施。CSIRTプランニングサービスでは、顧客企業の要件に応じたCSIRTの計画策定を支援する。

 CSIRT運用支援サービスでは、インシデントの予防と対応の両面を支援。予防面では、システムの脆弱性を継続的に特定・修正するシステム堅牢化、脅威情報の収集・分析、サイバー攻撃への演習やセキュリティルールの見直しなどを通して、セキュリティレベルの維持・向上に貢献する。対応面では、システムを24時間365日遠隔監視する「CTCセキュリティ・オペレーション・センター(CTC-SOC)」と連携したインシデントの高度な調査・分析や、被害の復旧支援、再発防止策の提供を行う。

 CTCでは、今後はCTCの組織内CSIRTで蓄積したセキュリティの情報も活用し、サービスを拡充していくと説明。標的型攻撃への対策の強化や、セキュリティの専門家を必要とする企業にサービスを展開し、3年間で20社への導入を目指す。