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さくらインターネットなど、ブロックチェーンの無償実証実験環境の提供期間を延長、第2次募集を開始
2016年7月6日 13:02
さくらインターネット株式会社、インフォテリア株式会社、テックビューロ株式会社の3社は6日、共同で提供してきた無償のプライベートブロックチェーン実証実験環境について、機能・性能を強化した上で、6月末で終了予定だった提供期間を9月末までに3カ月間延長し、第2次募集を開始した。
3社は、日本国内におけるブロックチェーン技術の普及に向けて協業し、金融をはじめ幅広い業界での導入を推進することを目的に、無償の実証実験環境の提供を2016年1月から開始。すでに250社以上に実証実験環境を提供している。
実証実験プラットフォームでは、「さくらのクラウド」と「さくらのIoT」上で、インフォテリアの「ASTERIA WARP」と「mijinアダプタ」、テックビューロの「mijinクラウドチェーンβ(mijinのPaaSバージョン)」の各サービスを提供している。
提供期間の延長と2次募集にあたって、さくらインターネットでは「さくらのIoT Platform」上のデータをASTERIA WARPと連携できる機能「さくらのIoTアダプタ」を提供(2016年度中に提供予定)。インフォテリアでは「mijinアダプタ」をVer.1.0からVer.1.2にアップグレードするとともに、Mosaic(独自に定義した通貨)に対応するなどのアセット管理機能を強化し、処理パフォーマンス向上なども行う。テックビューロでは、mijinで秒間25トランザクションまでに制限されていたスループットを、秒間35まで解放する。
提供されているプライベートブロックチェーンmijinは、金融機関やポイントサービスなどにおいてすでに適用が実証されているものと同等で、実際のサービス構築に使用できるレベルの開発環境が整備されている。
実証実験環境の申し込みは、ウェブサイトで受け付ける。なお、申し込みは予告なく締め切る場合や、応募数によっては抽選となる場合もあるとしている。