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デージーネット、大容量ログの検索に対応したログ管理ソフトウェア「SyLAS」新版

 株式会社デージーネットは23日、自社開発しているオープンソースのログ管理ソフトウェア「SyLAS」において、大容量のログ検索に対応した新版を7月1日に公開すると発表した。これにより、従来のデータベースでは対応できなかったビッグデータに対応可能になるという。

 SyLASは、データベースに保存したログをWebから検索可能にするソフトウェア。複数のサーバーのログを一元管理し、Webから簡単に検索することができる。また、ログに異常なメッセージが記録された場合には、管理者へ通知する機能も備えた。

 今回の新版では、従来利用してきたリレーショナルデータベース(RDB)に加え、全文検索エンジンと連携できるようにした。これにより、RDBでは扱えないような大容量のログ管理にも対応できるという。また、ログを検索しやすい形式で保存することにより、高速な検索を行える。

 これにより、例えば、IPアドレスから利用ユーザーを特定する場合には、大量に出力されているDHCPサーバーのログからIPアドレスを検索してMACアドレス、利用ユーザーを特定するといった手順を踏まなくても、ユーザーをいち早く特定できるようになるとのこと。

 なお、この全文エンジンを採用するとシステムの拡張が容易になるので、導入時にはスモールスタートで始め、必要になった際にその都度サーバーを追加する、といった運用にも対応するとした。