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キヤノンITS、タイで情報漏えい対策「GUARDIANセキュリティサービス」を提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は23日、子会社のタイMaterial Automation(Thailand)(以下、MAT)とともに、タイにおける「GUARDIANセキュリティサービス」の販売・サポート体制を整備すると発表した。今回は、タイの日系進出企業を中心に、メールセキュリティサービスの提供を7月1日より開始する。

 タイに進出している日系企業にとっては、現地従業員によるメール誤送信、またセキュリティ意識の違いが情報漏えいリスクになっているという。しかし、日本国内と同レベルのセキュリティ対策をタイ独自で実施することは、現地従業員のスキルや管理体制面で現実的に難しいという。あわせて、過度の対策を行うと運用ルールが複雑化し、業務の停滞につながりかねない点が懸念されていた。

 そこでキヤノンITSでは、情報漏えい対策サービスのGUARDIANセキュリティサービスから、「メール誤送信対策サービス」と「添付ファイルZIP暗号化サービス」の英語版サービスをタイで提供する。いずれもクラウドサービスでの提供となるため、短期間での導入が可能なほか、運用負荷も低減できるとのこと。

 なお、タイでの販売はMATを通じて行い、毎年5000アカウントの販売を目指すとしている。