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Microsoft、SharePointのiOS向けアプリを公開

SharePointのiOS向けアプリ

 米Microsoftは21日、SharePointのiOS向けアプリを公開した。App Storeから無償でダウンロードできる。対応OSはiOS 8.0以降で、iPhone、iPad、iPod touch上で動作する。

 Microsoftでは、新しいSharePointアプリは、チームのサイトや組織のポータル、リソース、共同で作業する人への素早いアクセスを提供することで、ユーザーはどこでも仕事を進めることができると説明。また、Office 365上での活動から機械学習により関連する文書や人物を結び付ける「Microsoft Graph」との統合も行っているという。

 SharePointアプリは、Office 365のSharePoint Onlineのほか、オンプレミスのSharePoint Server 2016/2013、ハイブリッド環境での利用が可能で、アカウントの切り替えも簡単に行える。

 アプリの「Sites」タブでは、ユーザーが頻繁に訪れるサイトとフォローしているサイトの一覧が表示され、最近の活動や使用したファイル、サイトに含まれる文書などの確認が可能。Officeアプリとも連携し、最近使用したファイルの一覧からOffice文書をタップすると、対応するOfficeアプリで直接開くことができる。

 このほか、企業が従業員向けに選んだサイトやポータルを表示する「Links」タブ、共同で作業する人を表示する「People」タブ、横断的なエンタープライズ検索機能などが提供される。

 Microsoftでは、今回のiOS向けアプリはSharePointのモバイル対応の最初のステップだとして、2016年末までにはAndroid版とWindows Universal版をリリースするとしている。