ラック、ウェブサイト運用におけるリスク分析を支援する米RiskIQの製品を取り扱い開始

　株式会社ラックは9日、組織が公開しているウェブサーバに関連した脅威に対応するため、米RiskIQが提供するリスク可視化ソリューション「ENTERPRISE DIGITAL FOOTPRINT」「EXTERNAL THREAT MANAGEMENT」の取り扱いを開始し、同製品を活用したリスク分析を支援するサービスの提供を発表した。

　「ENTERPRISE DIGITAL FOOTPRINT」「EXTERNAL THREAT MANAGEMENT」は、組織の外部向けウェブ環境やモバイル環境のリスクを可視化できるクラウドソリューションです。組織が管理する環境の弱点を把握し、管理外となっている資源を発見するなど、多岐にわたる情報を提供する。

　サービスでは、「Web Infrastructure機能」として、ウェブインフラの特定、インデックス化を自動的に行い、最新の資産情報を1つの情報画面にまとめて表示する機能を提供する。これにより、企業および業界のITセキュリティ基準に従って、組織内で存在が忘れられているような「シャドウIT」の管理や、障害が発生した機器、不正な構成、DNSハイジャックの検出、侵害された機器のコンポーネントの影響を受ける資産の特定などが行える。

　また、「Web Indicators of Compromise機能」として、企業の管理下にあるあらゆるウェブサイトで考えられる攻撃の痕跡を確認できる機能を提供。不審な機器の改変を検出できるほか、ウェブサイトの改ざんや従来のウェブセキュリティスキャナーを回避するよう設計された悪意のある高度な挙動を、脅威のターゲットとなるエンドユーザーの観点から検出できる。

　「Web Compliance機能」では、企業の管理下にあるウェブサイトの運用やコンプライアンスを可視化する機能を提供。これにより、デジタルチャネル、脆弱性管理、ガバナンス、リスク管理、コンプライアンスを担当する各チームが、情報を常に正確に把握できる。