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アライドテレシス、全ポート10GbE対応のインテリジェントスイッチ「AT-XS900MXシリーズ」

 アライドテレシス株式会社は6日、10Gigabit Ethernet(GbE)対応インテリジェントスイッチ「AT-XS900MXシリーズ」を発表した。「Secure HUB AT-XS916MXT」「同 AT-XS916MXS」の2モデルを、6月13日より出荷開始する。

 新製品はいずれも、全ポートが10GbEに対応したインテリジェントスイッチ。AT-XS916MXTは100/1000/10GBASE-Tポート×12ポートとSFP/SFP+×4スロットを、AT-XS916MXSは100/1000/10GBASE-Tポート×4ポートとSFP/SFP+×12スロットをそれぞれ搭載し、エンタープライズネットワークの10GbEアクセススイッチや、10GbEのアップリンクに対応する中継スイッチ、サーバーやストレージを接続するためのコアスイッチとして利用できるという。

 OSはモジュラー型の「AlliedWare Plus(AW+)」を採用し、単一障害が与える影響範囲を最小限に抑えることが可能。業界標準のコマンド体系に準拠しているので、他社製品からの移行においても、エンジニアの教育にかかる時間と経費を削減できる。

 また、アライドテレシスが推進するネットワーク仮想化機能「AMF(Allied Telesis Management Framework)」に対応し、AMFメンバー(管理される側)としてAMFネットワークに参加可能。スタックモジュール「AT-StackXS/1.0」を装着すれば、VCS(バーチャルシャーシスタック)にも対応でき、2台のスイッチを組み合わせて構築することにより、28ポートの高密度収容を実現する。

 このほか、ネットワークのループを検出して設定した動作を自動実行するループガード機能や、同一ポート上でIEEE 802.1x認証/Web認証/MACアドレスベース認証の混在を可能とするTri-Auth機能、同一ポート上でユーザーごとに別々の認証方式で認証し、かつ異なるVLANを動的に付与するマルチプルダイナミックVLANなどにも対応した。

 なお、動作温度は動作環境温度0~50℃をサポートするので、高温度環境下への設置が可能になっている。

 価格(税別)は、AT-XS916MXTが39万8000円から、AT-XS916MXSが29万8000円から。