Amazon、マイクロソフト、セールスフォースはソリューションや事例を展示出展


 「クラウドコンピューティングEXPO」が、5月11日から13日まで、東京ビッグサイトで開催されている。AWSを提供するアマゾンデータサービスジャパン株式会社は導入事例などを展示、Azuleを提供するマイクロソフト株式会社はCRM製品「Microsoft Dynamics CRM」と関連ソリューションを展示する。また、セールスフォース株式会社は、企業内ソーシャルアプリケーション「Chatter」を中心に展示するほか、会場でミニセミナーも開催している。

amazon(AWS)のパートナーによるソリューション展示

 アマゾンウェブサービス(AWS)を運営するアマゾンデータサービスジャパン株式会社のブースでは、パートナー企業のソリューションを中心に展示している。

 特に目立つのが、Amazon EC2などのAWSを利用するための管理ツールだ。3月に日本法人が設立されたRightScale社など、さまざまな管理ツールを各企業が展示している。また、AWS上でホスティングなどのマネージドサービスを提供するcloudpack(アイレット株式会社)もサービスを紹介している。

amazon(AWS)のブース3月に日本法人が設立されたRightScaleの展示RightScaleは管理画面が日本語化され、東京リージョンも選べる
AWS用の管理コンソールを提供するCloudworks。日本語化もされているCloudworksは、複数AWSアカウントやユーザー管理などに対応したBusiness Editionのβ版を6月に開始するAWS上でマネージドサービスを提供するcloudpack。定額課金のホスティングサービスを日本プロゴルフ協会や宅麺.comなどが利用しているほか、日本円による請求書払いの請求代行サービスをJコミが利用しているという。
CSKシステムズのPrimeCloud ControllerPrimeCloud Controllerは、AWSなどのパブリッククラウドとVMware製品などによるプライベートクラウドを統合的に管理し、1つのロードバランサーの配下にいっしょに並べられるクラスメソッド株式会社。RIAとAWSを使ったシステムを開発
EC-Oneの展示。Hadoopを基幹バッチで利用するためのAsakusaフレームワークと、Hadoopなどにも親和性を持つ管理ツールサービスmonkey magicを紹介WAN最適化製品のRiverbed Technologyによる、AWS対応ソリューション

 そのほか、AWSを基盤とした基幹システム開発についても、各パートナーの展示がなされている。

電通国際情報サービス(ISID)。システム開発を積極的にクラウドに移しているという三井情報株式会社。同社のintra-mart基盤とAWSを組み合わせたシステム開発を提案
FutureOne株式会社。会計システムをクラウドで提供

 

セールスフォース、Chatterを中心に展示

 セールスフォースのブースでは、企業内ソーシャルアプリケーション「Chatter」を中心に展示している。ChatterではTwitterやFacebookのようにコミュニケーションがとれるほか、グループや、セールスフォースのシステム上で動いている案件などをフォローして進行を確認する機能もある。

セールスフォースのブース。Chatterのミニセミナーが開かれているところChatterの展示iOS版のChatterアプリ。最新版ではスクロールするだけで最新情報を読み込む機能などが追加されているという
Android版のChatterアプリも展示されている。夏に1.0がリリースされる予定SalesCloudの展示force.comの展示

 

マイクロソフト、Microsoft Dynamics CRMを展示

 日本マイクロソフト株式会社のブースでは、CRM製品「Microsoft Dynamics CRM」と関連ソリューションについて展示。会場ではセミナー形式のデモも開催している。

日本マイクロソフト株式会社のブース。Microsoft Dynamics CRMと関連ソリューションを展示

 

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(高橋 正和)
2011/5/12 01:36