【Interop 2012】ヤマハ、Wi-Fiアクセスポイント「X11」、ファイアウォール「X12」を参考出展


 「Interop Tokyo 2012」のヤマハ/SCSKのブースでは、無線LANアクセスポイント「X11」と、ファイアウォール製品「X12」を参考展示している。

無線LANアクセスポイント「X11」ファイアウォール製品「X12」

 「X11」は、IEEE 802.11a/nおよびIEEE 802.11b/g/nに対応する無線LANアクセスポイント。最大スループットは300Mbps(規格値)。IEEE 802.3af準拠のPoE給電にも対応する。

 中小規模の企業・組織での利用を想定した製品で、無線LANの使用チャンネル監視機能や、モバイルデバイス管理(MDM)機能などを搭載し、ウェブの管理画面から利用できる点が特徴。

 無線LANの使用チャンネル監視機能は、現在アクセスポイントを設置している場所でどのチャンネルが利用されているかをグラフで確認できる。エラー率が高くなったり、周辺のアクセスポイントが増えた場合などに、自動的に状況を保存する機能も備えており、過去にさかのぼって通信状況を確認できる。

 こうした無線LANの状況は、専用のハードウェアやソフトウェアなどを用いて調べる方法もあるが、X11は製品単体に機能を持つため、より簡単に利用できる。製品としては今年度内に発売の見通しで、価格は「10万円を切りたい」という。

 「X12」は、ファイアウォール機能を備えたルーター「SRT100」の後継となる、中小規模の企業・組織向けのファイアウォール製品。

 SRT100は100BASE-TXまでの対応だったが、X12ではギガビットイーサネットに対応。また、URLフィルタリングやメールセキュリティなど、中小規模の企業などに必要とされる機能を備えた、企業向けセキュリティ対策のエントリー製品と位置付けているという。

 X12も今年度内に発売の見通しで、価格については「SRT100と同程度」を目指すとしている。

X11の無線LANチャンネル監視画面X11のモバイル端末管理画面
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(三柳 英樹)
2012/6/14 00:00