仮想化道場

サーバー向けにチューンナップされた新しいAtom「C2000シリーズ」 (ネットワークスイッチに向けたRangeley)

ネットワークスイッチに向けたRangeley

Atom C2000シリーズのラインアップ。マイクロサーバーに利用されるAvotonは8コアをサポート。ネットワークに向けたRangeleyはQuick Assistを搭載

 Atom C2000シリーズは、マイクロサーバーのプロセッサに向けたAvotonとネットワークスイッチに向けたRangeleyがリリースされている。

 AvotonとRangeleyの主な差は、RangeleyにはQuick Assistが搭載されている点だ(バリエーションによっては搭載されていないRangeleyもある)。

 Quick Assistは、以前はTolapai(開発コード名)と言われていた、ネットワーク向けのSoCを進化させたもの。Tolapaiでは別チップだったが、RangeleyではQuick Assist機能としてプロセッサに統合されている。

 Quick Assistでは、ネットワークのパケット処理、暗号化/復号化などをハードウェアでサポートする。これを利用するソフトウェアを開発するために、IntelではData Plane Development Kit(DPDK)を用意した。このソフトウェアを利用すれば、RangeleyのQuick Assistを利用したソフトウェアが容易に開発可能だ。

 Intelは、ネットワークスイッチチップとしてFM5224というチップを発表しており、このスイッチチップとRangeleyを組み合わせることで、Software Defined Networkベースのネットワークコントローラが簡単に構築できる。

 例えば、Avotonのサーバーモジュールを2.5Gbps Ethernetでバックプレーンに接続する。このバックプレーンは、RangeleyをプロセッサとしたSDNスイッチになっていれば、マイクロサーバーの構成の柔軟性も高まるだろう。

Rangeleyでは、Quick Assistがプロセッサに統合されている。Quick Assistでは、ネットワークのパケット処理や暗号化/復号化などをハードウェアで行う
ネットワーク スイッチ チップのFM5224はマイクロサーバーに向けたスイッチチップ
RangeleyとFM5224を組み合わせれば、マイクロサーバーのバックプレーンで動作するSDNスイッチとして利用できる

(山本 雅史)