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新プロジェクト管理「Planner」投入、「Office 365」バンドルは正解か?

SMBのOffice 365普及率は7.5%

 Office 365の中で提供することについての2つの見方の違いは、MicrosoftがPlannerをどう位置付けているのかによって分かれたと言えるだろう。すなわち、PlannerがOffice 365の補完機能なのか、Trelloなどの専業ベンダーと真っ向から対立するものなのかということだ。また、Office 365のユーザー数によっても状況は変わる。

 時期を同じくして、クラウド管理ソフトウェアのSkyKickが米国の中小規模企業(SMB)におけるOffice 365の普及率についてのレポートを出した。GeekWireなどが伝えている。

 それによると、米国のSMB(従業員250人以下)のOffice 365の受け入れは7.5%にとどまっている。足を引っ張っているのは従業員10人以下(導入率は5.6%)の小規模企業で、従業員数が多いほど採用の比率は上がる。とはいえ、クラウドの生産性ソフトウェアは、まだまだこれからということのようだ。

 SkyKickによると、いくつかの生産性ソフトウェアがクラウドで提供されているが、その中でMicrosoftは最大のシェアを誇るという。GeekWireは1-3月期の決算でOffice 365事業が63%増で成長したことも付け加えている。過去22カ月、月5万件の新規加入ペースで増えているとのことだ。

 Office 365の普及率を考えれば、Trelloなどの専業ベンダーにとっては十分な市場があると言えるかもしれない、とForbesなどはみている。Trelloは5月末、1日のアクティブユーザーが110万人に達したと発表した。登録者は1400万人にのぼっており、毎週15万人が新たに加わっている。法人向けサービスの提供を2015年9月に開始して以来、1年未満で経常収益は年1000万ドルを超えているという。創業4年を迎えた同社は、国際展開と法人向けを本格化するとのことだ。

 プロジェクト管理ツールには、ユーザー体験を高めることで、まだ大きな成長の余地があるだろう。スタンドアロン、バンドルなど、異なるアプローチから、市場獲得の戦いは続くことになる。