Windows Server 2012研究所

Windows Azureのクラウド環境上でWindows Server 2012 R2を検証しよう (AzureにWindows Server 2012 R2をインストールしてみる)

AzureにWindows Server 2012 R2をインストールしてみる

 今回は、手持ちのAzureアカウントを使って、Windows Server 2012 R2のテストをしてみた。

 Azureのポータルにアクセスし、新規作成から仮想マシンを選択する。その後、ギャラリーからWindows Server 2012 R2を選択する。Windows Server 2012 R2は、Datacenter Editionがインストールされる。後は、仮想マシンのサイズ(CPUコア数、メモリ容量など)を選択して、サーバー名を入力し、どのリージョン(米国、東アジアなど)に作成するのかを選択すればOK。

 状況によって異なるが、実際にWindows Server 2012 R2が展開されるには、おおむね4~5分ぐらいかかるようだ。

Azureの仮想マシンからWindows Server 2012 R2をインストールする
ギャラリーからWindows Server 2012 R2 Preview版をインストール
仮想マシンの構成では、仮想マシン名、サイズ、ユーザー名、パスワードなどを設定
クラウドサービスのDNS名、仮想マシンを作成するリージョンを指定する
テストで利用するため、可用性セットは使用しない
すべての設定が終了すれば、仮想マシンの作成とOSのインストールが行われる

 仮想マシンとOSの展開がポータルから終了したことを確認したら、実行されているWindows Server 2012 R2の仮想マシンにアクセスする。

 Azure上のWindows Server 2012 R2を利用するには、クライアントPCのデスクトップ接続を利用する。Azureのポータルに表示されている「接続」をクリックすれば、AzureポータルからローカルPCに、デスクトップ接続のRDPファイルをダウンロードしてくれる。このRDPファイルをデスクトップなどに保存して実行すれば、すぐにでもAzure上に作成したWindows Server 2012 R2の仮想マシンにアクセスできる。

仮想マシンが作成され、OSのインストールが終了した直後のダッシュボード。ほとんど、トラフィックや負荷のデータがない
仮想マシンで「接続」を指定すれば、クライアントPCにRDPファイルをダウンロードする。このRDPファイルを使って、リモートデスクトップ接続で、Azureの仮想マシンにアクセスする
リモートデスクトップ接続を起動すると、発行元に関するアラートが表示されるが、そのままアクセスする
証明書がないため、アラートが表示されるが、そのままアクセスを続ける
Windows Server 2012 R2のサーバーマネージャーが表示される。インストール直後は英語版の環境のため、英語表示となっている
Windows Server 2012 R2 プレビュー版は、Build9431が提供されている。これは、ISOイメージで配布されているモノと同じ

(山本 雅史)