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アライドテレシス、GUIでネットワーク監視・管理を行える統合ソフト

 アライドテレシス株式会社は1日、ネットワーク管理ソフト「AlliedView NMS Standard Edition」を9月8日より提供すると発表した。価格は36万8000円(税別)から。

 AlliedView NMS Standard Editionは、直感的なGUIからネットワーク監視や管理を行えるネットワーク統合管理ソフト。ディスカバリー(ネットワーク機器の自動探索)、ツリーやマップによるネットワーク機器の構成・状態の表示、ネットワーク構成マップの作成などを行える「AlliedNetManager」、詳細な機器情報の表示とMIBデータの活用を行える「AlliedDeviceView」、トラフィック管理や設定ファイル、ファームウェアの一元管理を行う「AlliedAdminCentral」、syslogの収集と解析を担当する「AlliedLogReporter」といったコンポーネントから構成される。

 このうちAlliedNetManagerでは、指定したサブネット内のネットワーク機器を自動的に探索し、各機器のMIB情報を収集・解析して、物理的な構成を示す「接続構成ツリー」や論理的な構成を示す「VLAN構成ツリー」を自動作成可能。ネットワークの構成要素をツリー形式で階層的に表示することで、アイコンにより各要素の種類や状態を一目で把握できるようにする。また構成要素は、ホスト名やIPアドレスを指定して手動で追加することも可能だ。

 またAlliedDeviceViewでは、ポートの通信状態、LED の表示、機器の管理名などの情報を一目で把握可能。AlliedAdminCentralを利用すると、設定ファイルやファームウェアにおいて、使用中のコンフィグファイルのうち変更があったものをローカルディスクに保存したり、ローカルディスクに用意した設定ファイルやファームウェアファイル、パッチファイルを多数の機器に一括転送し再起動させたりすることもできる。

 対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vistaと、Windows Server 2012/2012 R2/2008/2008 R2/2003/2003 R2。

 サポートサービスを含む価格は、100ノードまでの場合が36万8000円(税別)、200ノードまでが61万3000円(税別)など。なお、無償の試用版が用意されており、30日間、機能制限なしで利用できる。

石井 一志