NEC、クラウド型企業間受注支援サービス「WEBPSN/EC」を販売開始


 日本電気株式会社(NEC)は14日、企業が取引先から注文を受け付ける際に必要な機能をクラウドサービスで展開する、企業間受注支援サービス「WEBPSN/EC」を販売開始すると発表した。第1号ユーザーとして、医薬品の原薬・中間体や研究用の細胞・微生物などを販売する住商ファーマインターナショナル株式会社に採用され、現在構築中。

 WEBPSN/ECは、「注文機能」「個別見積機能」「特価申請機能」「納期回答機能」など、企業間取引の受注業務に関連する機能を標準化して提供するクラウドサービス。業界や企業ごとの業務特性や商品特性に合わせた個別機能も追加可能できる。

 サービスを利用することで、電話やFAXなどの受注業務にかかる人件費を約1/3~1/4に削減でき、クラウドサービスのため個別に受注システムを構築する場合と比較して、導入期間を約1/2に短縮することが可能としている。多言語・多通貨への対応も可能で、海外の取引先からの受注処理にも利用できる。

 サービスの初期費用は、基本加入料50万円(税別)と必要に応じて各社個別の環境構築費用。月額料金が20万円(税別)から。NECでは、サービスを申し込みの先着30社に、基本加入料無料のキャンペーンを実施する。キャンペーン期間は2012年12月末まで。

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(三柳 英樹)
2012/9/14 13:45